作詞作曲|早く言ってよ的なオリジナル曲の作り方ノート


死後の世界はもう科学で解明されつつあります

「早く言ってよぉ」的なオリジナル曲の作り方ノート 一覧


0.はじめに~「キモい」の壁を超えていく
1.なぜ今、オリジナル曲なのか
2.オリジナル曲は作詞作曲DTM
3.オリジナル曲|作詞作曲のコツ・ポイント
4.それでも敢えてコード進行先行で曲を作るには
5.作詞講座|やってはいけない作詞
6.重ね合わせる?!早く言ってよ的マスタリング!
7.歌を鍛えるための個人的TIPS
8.匿名加害者からのクソリプ対策ラベリング
9.作詞作曲のためのDMN活性方法


0.はじめに~「キモい」の壁を超えていく

0-1 はじめにのはじめに


 大した曲も作っていないのにこんなコンテンツを作って、お恥ずかしい次第ですが、今、改めてオリジナル曲作りを始めようとしている人が増えているようなので、役に立てればと思って連載します。基本的に初めて曲を作って、SNSで広げようとしている人向けに書いています。

 まずは自己紹介です。僕は音楽配信を中心に曲を作り発表しています。還暦までにもう5年もない僕が、この2023年末にもニューアルバムをリリース!7年前から音楽配信を始めて、遂にほぼ100曲を達成します!(夢はいつからでも実現できる!!ぜひチャンネル登録してやってください。)



 ところで大ヒットだった映画「ボヘミアンラプソディ」は、ご覧になりましたか?今でも家ではクイーンの沢山のアルバムが超ハイパープレイ中です。映画をご覧になった人、多くの人があらためて自分でもオリジナル曲を作ってみたいと思っているに違いありません。ひとつの強烈なひらめきから、曲が出来上がっていく過程は見ていても本当にときめきます。

 僕の出会い運も悪いのでしょうが、世の中、曲作りに関して実に遠回りなアドバイスが多いんです。名刺管理のコマーシャルじゃないですけど「早く言ってよぉ」って奴です。匿名掲示板での発言は特に注意してください。人を惑わすようなアドバイスばかりで、無駄足を踏んでしまうこと請け合いです。

 だから、なるはやで曲作りにたどり着けるようなモノが書けるよう目指します。特に動物愛護で活躍する人達が音楽を作って、活動の幅を広げてもらえれば一番うれしいのですが、そうでなくてもネットなどでパフォーマンスを展開している人が、すぐにオリジナル曲を作れるようにまとめて行きます。お互い研鑽して、日本の音楽が少しでも世界に広がっていくように頑張りましょう。

0-2 何と言っても、一番の「早く言ってよぉ」はコレ。


 歯に衣を着せぬ言い方をすれば、音楽を作って歌って人に聴かせるということは“想像以上にキモい”行為であるという、残酷にも厳然たる事実があります。実際、インスト(歌ものじゃないBGMみたいな音楽。最近はEDMって言ってますね。)を作って載せるのとは、わけが違います。インストはすまし顔でカッコつけながら、「DJなにがし」と言っていられるわけです。もちろん、初音ミクちゃんも、初音ミクちゃんに歌ってもらってる訳ですから「キモい」とは言われにくいわけですよ。わかりますよね。

 自分で歌って、それを載せるのには、度胸がいるわけです。その自覚が凄く大事。「キモい」と言われて当然。その壁を真剣に超えていくことが重要です。そして、この壁を超えてないのに楽曲を乱発することが、一番致命的なんです。自分なりの壁の超え方を見つけることこそが、最も重要です。そしてその壁を超えるキラーチューンが出来上がるまでは絶対曲は乱発すべきではないんです。まずは壁越えのための2~3曲に全力を注ぐべきです。

 彼女の誕生日に自作の愛の歌を歌ってプレゼントする男。まさに戦慄のキャラクターです。絶対零度です。それを乗り越えてくるキャラがいたら、凄いと思いませんか?正直に言えば、イケメン・美女・若さは、その点アドバンテージがありますね。いずれにしても、後ろ立てが皆無なクリエイターが、歌ものを聴いてもらうためには、何としてもこの「キモい」の壁を超えていく必要があります。

 ところで「キモい」の壁を超えていく方法は、いくつかあります。それは小手先な方法でも、ある意味全然構いません。いろんな作曲本は、まず最初にこれを語るべきじゃないかと思います。(マジ)コード進行よりメロディーの作り方より、まずこれ!でしょ?

0-3 まずは「小手先」のキモいの壁越えテクニック


 オリジナル曲作りにとって、どのような方法であれキモいの壁を超えれば、それは正義です。そしてそれを超えていく方法は主に次のようなものです。

 ①最近のヒット曲に似せて作ること。こちらのページのBB25というソフトを参考にしてください。こういうソフトでアレンジされた曲は時代錯誤になりにくく、受け入れられやすいです。できるだけよく使われるフレーズを引用し、今のトレンドにあわせましょう。
 ②一人称で歌わないこと。僕が、私が、にならないように、言い方を工夫しましょう。何かの映画を、スクリーンを観ているような、伝聞型の遠くから観察しているような歌詞がいいでしょう。
 ③歌の中だけで、現実とかけ離れた背伸びをすることが、一番キモいのです。正直いって鏡の中の自分と相談する。これが何よりです。
 ④少しの英語、日本語の難しい慣用句、最近はやりの言葉。便利なものを使いましょう。そして、NGキモいワードの使用は厳禁です。「愛してる」とか「君を抱きたい」とか「抱かれたい?」とかは超メジャー専用です。わざわざ危険なNGワードを使うことはないんです。但し例外的に”好き”だけは、ここぞというサビには使っても良さそうです。
 ⑤時代に流されない「みんなのうた」的な歌も選択肢の一つです。たとえば故郷への思いとか。朴訥な世界観を大人しくまとめることも時に効果的です。



 あなたにもし、イケメン・美女・若さがあれば、許容される選択肢は増えるでしょう。直接的な言葉を使わず、単語熟語、むしろ訳わからん言葉の羅列のほうが、「キモいの壁」を超えさせてくれます。

 揶揄をしているのではありません。寧ろを推奨しています。どのような手を使っても僕たちは「キモい」の壁をまず超えることが先決です。僕らがオリジナル曲を作っていくうえで最も重要なことなのです。特に男性諸氏。くれぐれも○ャニーズになりませんように。あれは全てのお膳立てがセットであるからこそ成り立つエンタテイメントです。そのあたり、大丈夫ですよね?

0-4 攻めで本気のキモい越えテクニック


 但し、前述の小手先テクニックでは、やはり「音」で新しい世界を作りだすことは難しいでしょう。本業がYoutuberだったり、インスタだったりイベントとしてオリジナル曲を作りたいなら、冒険を犯す必要はありませんが自分の中にどうしても歌で伝えたいことがあったり、歌で勝負したいというなら小手先から脱却しなければなりません。

 つまり「伝えたいことがある」場合は、ガチのミュージシャンとなっていく必要がありますね。(特にそれがない人も、音楽を楽しめば良いのですが)

 で、「ガチミュージシャンなのにキモい」ってのが、一番悲しい話です。いきなり竹原ピストルさんになれるわけもないのですが、ある2つの事を心がければ、これを回避する事ができます。

 ①コード進行→メロディー→歌詞の順番で曲を作らない!!
 ②歌い手である自分と、楽曲提供者は違うという状況を、意図的に作りだす


 ■■コード進行→メロディー→歌詞の順番で曲を作らない!!

 まず心がけ第一番目は、以下の手順で曲を作らないことです。すなわち、コード進行→メロディー→歌詞。これは既に曲を作り慣れた人間の小手先テクニックなんです。締め切りに間に合うように駄作を連発する奴です。初心者がこれで作ると、本当に簡単に「キモい」を連発します。だって、言いたいことを無理やり、ガチガチの枠の中にはめるんですよ?!

 しかも、Aメロ頭から作っていって、さぁサビだ!!なんて言おう?・・・これは最低すぎます。人々の心の闇「キモい」を自ら引きずり出しています。真っ先に作るのはサビ!これは鉄則です!!騙されちゃアカン!


 ■■歌い手である自分と、楽曲提供者は違うという状況を作りだす

 そして、心がけ第二番目は、「降りてくるのを待つ」です。祈祷でも雨ごいでもとにかく降りてくるものを本当に大事にしてください。何故なら、降りてきたものは、恥ずかしい気持ちも生まれず、堂々と大声で歌えるからです。

 降りてきてるものはあなたのもの。でも半分以上自分じゃないものが作ってる。“別の楽曲提供者”がいるんです。だから、恥ずかしい気持ちが自然に消えます。歌ってる時に自分が恥ずかしいものを、人には聞かせられません。だからこそ「降りて来るもの」は物凄い宝物なんです。

 もちろん降りてくるものは一部分でしかありません。でもそれを核に、前後に広げていくのがベストです。いや、みんな絶対そうやって作っているはずです。

 僕の場合、曲作りのためにパソコンの画面を開いているときに降りてくることはほとんどないです。画面を開いているときは、降りてきてるものに、コードと前後の展開を付けています。

 普段の生活で突然降りてきます。だから忘れないようにその部分をスマホに録音しています。歌詞とメロディーが同時に降りてくるんです。あるいは気になる言葉に、突然メロディーが付いて、頭の中で鳴り出します。

 必ずそういう経験はあるはず。それを馬鹿にしないで大事にしてください。そしてそのサビのために曲を編み上げてください。そうやってできた曲は絶対にキモくないから。だって、誰かがそれをあなたに歌わせているんだから。

 そして「降りてくるもの」をとらえるメカニズムが最近解明されつつあります。それこそがDMN=デフォルトモードネットワークといわれるものなのです。DMNを鍛えることこそ、曲を作るための最短の近道であることは、間違いありません。


0-5 降りてくるものを掴む能力・DMN脳は活性化できる!




 「降りて来るもの」オカルトだと思いますか?

 実は今、科学の猛烈な進化は「非物質=魂」の領域に迫りつつあります。その中でもオリジナル曲作りに極めて興味深い仮説が「ゼロポイントフィールド仮説」であり、もう一つは脳科学が既に証明している「DMN=デフォルトモードネットワーク」です。

 詳しくはそれぞれ、以下のページをご参照ください。

 ■ゼロポイントフィールドとは何か
 ■ポモドーロテクニックとは?天界のプロンプトエンジニアになれるか?

 昨日までのオカルト現象が、突然科学の真理となって可笑しくない現代。DMNも科学が証明することになった「昨日までのオカルト」の一つです。

 DMN=デフォルトモードネットワークとは最新の脳科学がその存在を明らかにした、脳の働きのメカニズムです。DMNが発動するとき、脳内電流は雷に打たれたように強烈な輝きを放ちます。そしてDMNを発動させる力は「非集中力」だと言われています。

 非集中力とは、脳がいざというときにすぐさまフル回転し、創造力を発揮できるよう、脳をリラックスさせる力だと言われています。最新の神経学できちんと存在が証明されている能力です。

 前述のリンク先で詳しく紹介している「ポモドーロテクニック」を使い、意図的にDMNが発動できると、話題になっています。驚くべきことに、脳はボケッとしているときの方が多くのエネルギーを使い発光(たとえ話です)しています。その時に「ゼロポイントフィールド」からアイディアを引き出しているという仮説が注目されているのです。

 皆さんはこのDMN脳が発動している現場を、実はテレビでも良くご覧になっているはずです。たとえば名司会者のウィットのきいた華麗なジョークの中に。IPPONグランプリって知ってますか?突然のお題に爆笑の解答をひねり出す芸人の脳の中では、ひらめきの電流が流れっぱなしなのです。

 DMNが活発になれば、「降りてくるもの」を大量に掴むことができるようになります。DMNとは、「非集中ネットワーク」とでも呼ぶべきもの。集中する時はその回路が切れ、「降りて来るもの」を受信するためにボケッとする時は、DMNは全開になります。

 ある研究によると、日頃から「集中」と「非集中」の両方のタイプの活動で脳を鍛えておけば、認知症になりにくいと言われています。なんと、DMN脳が衰えた脳機能をカバーするというのです。

 前述のページでお話ししていますが、例えばポモドーロテクニックによって「集中」と「非集中」を“切り替える能力”を鍛えることができます。一言でいえば、あなたが超絶緊張するプレゼンテーションの中で、いかにボケッと脳をアイドリングできるか?が、非常に重要なのです。緊張して一つの事にだけ囚われるのではなく、周りのすべてが見えるようになること。これがDMN脳の正体であり、あなたをファンタジスタにしてアシストでもゴールでも3ポイントシュートでも可能にさせます。

 これでお判りでしょう。DMN脳の獲得は、作詞作曲だけにあらず、生涯にわたってあなたの脳の思考能力を保つ重要なプラクティス。馬鹿みたいに音楽理論に凝り固まることより、何万倍も重要なDMN脳の活性プラクティスこそが、実は音楽制作の最短コースなのです。

 えっ?どうやって鍛えるか?わかりませんか?どうやって鍛えるかについては、ぜひこちらの記事をご拝読ください。気付いている人は、既にこの脳のアイドリングテクニックを訓練し始めています。

0-6 DMN脳で降りてきたもの・・どうやって曲にしたか実例


 DMN脳が掴んだ「降りてきたもの」をどうやって曲にしたのか。例えばの一例を紹介します。貼り付けたYOUTUBE動画の曲です。





 「蜘蛛の糸」というこの曲、まず、次のフレーズがメロディーとともに降りて来ました。0:56から始まる「神様教えて、こんなに優しい、あの子たちがいる理由を・・・地獄に」というフレーズがメロディーとともに降りてきました。

 で、軽く歌って録音して、しばらくこのフレーズは寝かされていたのですが、ある時、流行っていたあの曲、クマムシの「温かいんだから」が(聞く気はなかったのに)耳に飛び込んできて・・・「温かいんだから」→「蜘蛛の糸がいつか僕に掴めたなら」に変換して聞こえてきたんです。

 この曲はウソ偽りなく、この部分のメロディーと歌詞から最初にできて、次にこの部分の和音を作って、DTMに打ち込んで、歌詞もメロディーも前後に伸ばして行きました。(このやり方は別の章で詳しく。)つまり、全く音楽理論は関係なく、この曲はできました。

 この曲だけではありません。こういう経験を多くしているので、音楽理論なんてまやかしだと断言します。僕はこの曲のコード進行を自分で確認したことはありません。メンバーは全員耳コピで作業しますから。必要なのは、伝えるべき内容があるかどうかだけなのです。

 「参入障壁」という言葉を知っていますか?ビジネスには欠かせない考え方です。新規参入しにくくしておかないと、ニューカマーが勝手にマーケットを荒らしに来ます。わかりますよね・・・音楽理論は単なる「参入障壁」に過ぎなのです。これは本当です。全く必要ない。ひとの心をつかむのに、音楽理論から導き出した曲など、ただの一つもないのです。汚いビジネスペテン師たちに惑わされないでください。音楽理論に足を引っ張られないでください。理論なんかなくても曲はできます。

 前述のクイーンの映画「ボヘミアンラプソディー」を見たってわかります。凄く良く分かります。(ボヘミアンラプソディー)はフレディ奏でるあの美しいイントロが出発点。(WE WILL ROCK YOU)は言わずと知れたブライアン・メイのあのビート。(地獄に道連れ)は、ジョン・ディーコンのベースライン。後期のロジャー・テイラーの名曲たちも、一体どこに音楽理論が介入する余地がありますか?そうです。あなたは免許更新の時以外に、交通ルールの本を開いて勉強しますか?音楽理論とはまさしく、免許更新時に渡される交通ルールリーフレットに過ぎないのです。そんなもので曲はできません。これもまた、一刻も早く伝えたかった「曲の作り方」の極意です。




「早く言ってよぉ」的なオリジナル曲の作り方ノート 一覧


0.はじめに~「キモい」の壁を超えていく
1.なぜ今、オリジナル曲なのか
2.オリジナル曲は作詞作曲DTM
3.オリジナル曲|作詞作曲のコツ・ポイント
4.それでも敢えてコード進行先行で曲を作るには
5.作詞講座|やってはいけない作詞
6.重ね合わせる?!早く言ってよ的マスタリング!
7.歌を鍛えるための個人的TIPS
8.匿名加害者からのクソリプ対策ラベリング
9.作詞作曲のためのDMN活性方法