作詞作曲|早く言ってよ的なオリジナル曲の作り方ノート


死後の世界はもう科学で解明されつつあります

「早く言ってよぉ」的なオリジナル曲の作り方ノート 一覧


0.はじめに~「キモい」の壁を超えていく
1.なぜ今、オリジナル曲なのか
2.オリジナル曲は作詞作曲DTM
3.オリジナル曲|作詞作曲のコツ・ポイント
4.それでも敢えてコード進行先行で曲を作るには
5.作詞講座|やってはいけない作詞
6.重ね合わせる?!早く言ってよ的マスタリング!
7.歌を鍛えるための個人的Tips
8.匿名加害者からのクソリプ対策ラベリング
9.作詞作曲のためのDMN活性方法
10.音楽理論はマジにいらない!曲作りの近道とは


9.作詞作曲のためのDMN活性方法

9-0.早く言ってよ的、DMNのポイント



 
DMN=デフォルトモードネットワーク
目に見えないのに、信じられないですか?

DMNは脳内電流のカタチで、すでに物理的に存在が確認されているアカデミックなものです。脳内電流が見える装置を使うと、脳内で何かひらめくと強烈な電流が稲妻のように脳みそを駆け抜けていきます。そもそも、僕たちは脳みその能力を10%くらいしか使えていないそうです。その10%が音楽理論をこねくりましたところでたかが知れています。繰り返しますが音楽理論はほぼサギに近いです。

DMNの存在。僕たちは身近なところでその存在を実感しています。その一つがテレビで見る「お笑い」です。大喜利をご存知でしょうか?有名なゴールデンタイムの大喜利真剣勝負がありますよね?“写真で一言”とか、良くもあんな瞬間的に爆笑の一言が思いつくものだと感心します。

あの瞬間こそ“DMN”の脳内カミナリが目に見える瞬間です。脳内を貫く電流が、あの一言を生み出しているというワケです。見たことがある人ならわかりますよね?twitterやLINEチャットなんかも、ある意味大喜利合戦ですよね。

最近テレビでも騒がれ始めた“大喜利力(オオギリリョク)”
ビジネスにも通じる力として紹介されています。つまり発想の瞬発力です。これなくしては何もないところから何かを生みだすことなどできるわけがありません。この大喜利力の源こそがDMNの仕組みなのです。
今回の話、すでに動画にはしていますが、動画にない話も書いていますので、是非合わせてごらんください。




それでは以下の通り、話をすすめて行きます。
・降りてくる言葉。降りてくるフレーズ。
・脳内電流を放電させるための脳内ブラックボックス
・観察瞑想?DMN脳の訓練は作詞作曲に通じていた
・マインドフルリスニングこそDTMに通じるスキル
・スキャットとは?歌メロをDMNで瞬間的に修復する能力
・DTMでDMNを活用しまくる


9-1.降りてくる言葉。降りてくるフレーズ。



とかく世の中のクリエイティブは、このDMN無しでは全く成り立っていません。良く、音楽理論から曲を作るというペテンを繰り返す人は、「大喜利センス」が皆無の人か、意地悪して本当のことをわざと話さしていないのです。いくら理論を学んでも作れない。それが歌です。 

例えばあなたが、仮にあの中島みゆきさんの名曲「糸」を作れたとします。
その時、どんなきっかけがあれば、あの名曲は作れますか?あの曲のコード進行?どれか似たような進行がありましたっけ?サビのメロディーもどこかで聞いたことがあるような気がしますか?僕には思い当たりません。

もし僕があの曲を作れたとしたら、まず間違いなく最初にこの言葉が降りてきたからだと思います。すなわち「縦の糸はあなた、横の糸は私」です。

 

この魔法の言葉が降りてきたら、あの曲は急速に出来上がるような気がしませんか?
どんな理論からも導き出すことが出来ない魔法の言葉。魔法のメロディー。
この存在は否定しようがありません。いろんな名曲を紐解くとき、必ずこの魔法のフレーズがどこかに見つかるはずです。

 ご存知ですか?ホモサピエンスが生き残り、ネアンデルタール人が死滅したのは「創造力」があるか、ないかの差であったということを。荒唐無稽なもの、無意味なもの、非常識なもの。それらは突如として降りてきます。それを活かせるか活かせないかはあなたの大喜利力にかかっています。DMNにかかっています。

あなたの中にあるものなど所詮、有限なのです。僕は思います。僕はいま、母を殺された子供のクモなのだと。そして一人で生きていくために天を仰ぐのです。

 「お願いします。教えてください。クモの巣の張り方を」
知っていますか?天は間違いなく教えているのです。子供のクモに。
それなのに、僕ら人間には天と交信するすべを全く与えられていないんですか?それは本当ですか?

9-2.脳内電流を放電させるための脳内ブラックボックス






生き残るための創造力こそDMN脳だと言えます。ホモサピエンスの証です。そしてDMN脳は訓練により十分鍛えうるのです。もちろんそれは、作詞作曲のためだけにあらず。

デフォルトモード(DM)とは初期状態の略であり、すなわち“非集中力”であるとハーバード脳科学でいわれています。非集中とは脳をリラックスさせ、事件が起きた時だけにフル回転させる能力なのです。つねにピリピリと緊張していては、事件が起きた時にフル回転できません。しかも普段はボケッとしてろ、というのも実はなかなかテクニックがいる事です。

 たとえばスポーツの場合。体に覚えこませた基本動作をフル活動させる直前までは、意識を一局に集中せず全体の局面をふわっと感じる能力が重要になります。敵味方の位置やバランスを雰囲気で感じる力。これが非集中能力。音楽も同じ。実際の演奏では、周り全部の音をぼんやり感じることができなければ、一体感のある演奏などできません。

とかく人はリキみがちです。重要なことはどんな局面でもリキまずボケっとできる力なのです。これが“非集中”という能力であり、訓練が必要な力なのです。ただ、勘違いしてはいけないのは、これはいざというときに超集中するための力であることをお忘れなく。

実はDMNは“集中力”をつかさどる脳の領域ではありません。集中力は運動野や前頭連合野、頭頂連合野や側頭、そして音楽制作にもっとも重要な聴覚連合野など「フル回転させるべき部位」はそれぞれことなります。これらをいざというときフル回転させるために、ほかの機能をオフにする必要があるのです。その“他の機能”こそDMN(デフォルトモードネットワーク)なのです。つまり、DMNを鍛えることによって、いざというときにこのDMNのスイッチをオフにできるようになる=集中できるようになる、というのです。

 僕はこの行為を、「脳内電流=カミナリ」を放電させるための脳内ブラックボックスを作ることだ考えています。この脳内ブラックボックスをうまく作れば、落雷は連続しておきるのです。すなわちゾーンニングです。

 DMN脳が活性できると、自分を自意識過剰にする「観察自我」というものを抑制することができるといいます。同時に前頭極という部分が活性化し、創造力が高まります。つまりアイディアが出やすくなるゾーンニングは意図的に行うことが出来るのです。

「カミナリが落ちやすくするブラックボックスを脳内に作る」
非常に僭越でお恥ずかしい次第ですが、僕がゾーンニングを体験したときに起きてる現象を言葉にすると、まさにそんな感じです。




要するに自由自在に脳内ブラックボックスを作り出せればいいのです。そしてこの能力は作詞・作曲という狭い範囲だけに役立つというわけではありません。ではみんな具体的にどうやってそれを鍛えているのでしょうか?

9-3.観察瞑想?DMN脳の訓練は作詞作曲に通じていた



「観察瞑想」という言葉をご存知でしょうか?一言でいえば、無理をしない瞑想とでもいえるでしょう。通常、瞑想とは雑念を消して自分の呼吸に集中するように、と教えられます。観察瞑想は、浮かんでくる雑念を観察し、観察し終えたら呼吸に戻るというプロセスを繰り返していきます。

 この観察瞑想の事を「マインドフルネス瞑想」ともいいます。以下の図をご覧ください。集中瞑想と違い、観察瞑想はDMNを活性化させ、想像力と発想力を発動させると言われています。また、いくつかのやり方があり、スマホアプリなども出ているようです。こちらのサイトはマインドフルネス瞑想のやり方をいくつかまとめて紹介しており、大変参考になります。



マインドフルネス瞑想による5の効果と9の注目ポイント!
https://www.strabanedc.com/mindfulness-kouka/


 詳しくは上記のサイトを見ていただくとして、簡単に言うと

1.瞑想をするための準備をする
次の順番に沿って、瞑想をするための体の準備をします
 ①姿勢を整える:座って背筋を伸ばす
 ②息を整える:深呼吸を1~2度。つづいて目を閉じゆっくりと鼻呼吸に移行します
 ③心を整える:呼吸を意識しながら、おなかの膨らむ様子、しぼむ様子を観察します


2.雑念を観察する
浮かんでくる雑念を一つずつ観察しながら、再び呼吸に戻っていきます。
雑念の種類により、幾つかマインドフルネス瞑想のバリエーションがあると言います
 ①マインドフルリスニング:一番関係あり。耳を澄まし聞こえて来る音に集中する。
 ②ボディースキャン:全身の各部位に順番に意識を移動。通常足から、最後に頭頂に。
 ③マインドフルウォーキング:ゆっくり歩く。周りを見ず、歩行動作そのものを観察。
 ④マインドフルイーティング:食材・食感・味わいを観察します。ダイエットに有効。


実は瞑想をすると”海馬”というところの灰白質が増大するという報告がされています。海馬は、感情や記憶力に関係し、強いストレスによってダメージを受ける部位としても知られています。また逆境をはねのける力も海馬にあるとも言われています。瞑想をすることにより物理的に海馬を強化するというのは凄い話ですね。簡単に言うと好きな音楽をきいてリラックスすると、脳みそが増える!って話なんですよ。

学校や会社でストレスを与えられたら、その攻撃を跳ね返すくらいに好きなことやって海馬の灰白質を増やしてやるんです!それこそが隠れたるリベンジと思ってw DMN脳を獲得するということは、ある意味攻撃してくる社会への華麗なるリベンジでありますww

 こうしたプラクティスを習得することで、DMNをつかさどる脳の部位「前頭極」の活性化も促されます。そして何より、観察する過程で浮かんでくるはず。物事の本質と言いますか、「核」の部分が。

結局瞑想の到達点は、核心部分への気付きだと言えます。そうです。「縦の糸があなた。横の糸が私」にたどり着く!ということです。ある意味前述した(カプセルポイント)を如何に作り上げるかを自然に実感することになります。それは時に言葉として、時にメロディーとして「悟る」ことになるわけです。つまりDMN脳の訓練こそ、作詞作曲の本質に繋がっているのです。

9-4.マインドフルリスニングこそDTMに通じるスキル



 
 

 前述の観察瞑想の中でとりわけ音楽制作に関わるスキルは、やはりマインドフルリスニングでしょう。音を観察することは、曲作りでは必要不可欠な行為です。ノイズが入っていないか?音量が大きすぎないか?ひとつひとつの構成要素に感覚を研ぎ澄ませることこそ、音楽制作には必要なこと。まさに一石二鳥です。

 こちらで紹介されているようにマインドフルリスニングは以下のような工程を踏むようです。

 ① 1つの音に集中する
 ② 短時間で聴く音を切り替える
 ③ すべての音を同時に聴く


 音に耳を澄ますめい想
 https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_700.html


 これ、まさにミキシングの工程そのものですよね。知らず知らずのうちに僕たちはマインドフルリスニングをやっていたというわけです。ただ、やっぱりDMN活性のためにやってるんだ、という意識が必要。イライラしながら音を聞くのは良くないかもしれません。心の余裕をもって、音を分析するべきです。

 正直言えば実際のミキシング作業では、やっぱり瞑想というよりはそれぞれの音のバランスにかなり敏感になってしまいます。やはり出来上がった曲、自分が好きな曲を聴くときにそのエッセンスを分析しながらマインドフルリスニングをするべきでしょう。アレンジの勉強にもなり、本当に一石二鳥。

 では曲を聴くとき、どの音から注目しましょうか?僕の場合はまずはドラム、その次にベースです。元々バンドを始めたのがドラムから、というのが本当のところの理由ですが、よく昔から「ドラムとベースの音を聞けば、バンド全体のクオリティがわかる」と言われています。
 ドラムもいろんな音がします。基本はキック(バスドラム)とスネアの組み合わせです。特にキックはベースの音との組み合わせも重要です。裏打ちってわかりますか?シャッフルってわかるでしょうか?キックとスネアの組み合わせパターンが実に多様であることが耳をすませばわかると思います。それに乗せるべきベースのパターンも実に様々。

 それにギターやキーボードが飾りをつけたり、ソロパートを展開します。あと、ヴォーカルを補う捕捉メロディーというのがあります。これをオブリガートといいます。これらのすべてを分解できるようにしましょう。頭の中で。

 繰り返しますが「どんな緊張する場面でも、脳をボケっとアイドリングさせる能力」がDMNです。だから、音をイライラしながら分析してはダメです。適当に分解して聞き流すくらいの曖昧さで聞いてください。

そのうちDMN活性で鍛えられた脳には、全部分解して聞こえてくるはずです。僕もDTMをやる以前と今では全然聞こえてる音が違います。例えば聞いている音楽の和音は、大体キーボードで当てられますから。そして音が聞こえて来るようになれば、今聞いている音楽がどうしてそんなに魅力があるのか、そのヒントが浮き上がってきます。先人の作った名曲以上に雄弁な先生はありません。マインドフルリスニングで今日からあなたも一石二鳥を!

9-5.スキャットとは?歌メロをDMNで瞬間的に修復する能力



 


 既に何度かお話をしているように、作詞作曲に必要な「降りて来るもの」とは、実は脳内で繰り返されるインプロヴィゼーションの結果、抽出されてくる“核”なのです。要するに脳内大喜利の最優秀作品を瞬時に抽出してくるわけです。

ところで皆さん、もちろんご存知でしょうが、スキャットというボーカルパートがありますよね。あれは大抵の場合、メロディーを自由に歌っていいパートです。歌詞もないので、その時の気分に合わせて、ギターやサックスなどと同様全く自由にメロディーを並べても構わないわけです。つまりヴォーカルパートが完全にインプロヴィゼーションしてるわけです。

 あのスキャット・・・どうやってるか、わかりますか?もちろんギターソロやサックスソロとかと一緒で、普段から“手クセ”と呼ばれる得意のフレーズをためておいて、曲のキーにあわせて思いつくままに繰り出すわけです。

それなら“DMN”ではないのでは?と思いますか?
いいえ違います。メロディーのネタ帳が、頭の中に書き込まれているのです。そこにバッキングの音がtwitterのお題と同様に飛び込んでくるわけです。

 キーから外れないように、かつカッコ悪くならないように、必死で連続的に得意技メロディーの中からチョイスしていくんですが、絶対に失敗するポイントが出て来ます。

 そうです。微妙に失敗してるんです。だから失敗したときには即興で未知の領域で修復していく。その力がないとスキャットはできません。

“スキャット”とは必死にギャグを外さないように大喜利をしているようなものです。しかも、スベった時にはDMNを頼りに瞬間的に修復しているのです。つまり瞬間的にゾーンニングしなきゃいけないんですよ。脳みそを。そうしなきゃ適当メロディーが連続して出てくるわきゃないんですよ。これが音楽理論で、理屈で作れると思いますか?

 そうです。この時まさに、僕らは天からクモの巣の設計図を与えてもらってるんです。

9-6.DTMでDMNを活用しまくる



以上のようにDMNを鍛える良い道場となるのが、作詞・作曲・DTMなわけです。しかし、このDMNがもたらす名フレーズをとにかくDTMで活用しまくるために、ある一つの工夫が必要になるんです。

 経験上お伝えしておきます。名フレーズはとにかくメモしておかないと、忙しい日常の中で簡単に水蒸気のように消えて行ってしまうんですよ。どんなに記憶力自慢のあなたでも。とくにメロディは本当にすぐ消えて行ってしまいます。

 思い浮かんだメロディーは、神からの大切な大切なギフトです。絶対に逃がしちゃダメなんです。なんとしても。鼻歌でも何でもいいからメモに残しておかなきゃダメです。

そのためにも絶対に必要な道具があります。MIDIキーボードです。こちらの動画で紹介してますが、低スペックのPCでもMIDIキーボード入力はできます。ASIOなんて設定する必要はありません。この動画で裏技を紹介してます。





 それはメインの歌メロだったり、強烈なリフだったり、今耳にしたコード進行だったりします。それをMIDIキーボードでとにかくメモしまくりましょう。DMNにより神から受信した内容を、大切に記録しておくんです。

 いいですか!あなたの内側から湧き上がってくるものなんて、所詮大したことはないんです。それより大事なのは,DMNが受信した神の声です。DMNが受信した「クモの巣の設計図」なのです。天を仰ぎ祈りましょう。「神様お願いです。生きるために必要なんです。」と。



「早く言ってよぉ」的なオリジナル曲の作り方ノート 一覧


0.はじめに~「キモい」の壁を超えていく
1.なぜ今、オリジナル曲なのか
2.オリジナル曲は作詞作曲DTM
3.オリジナル曲|作詞作曲のコツ・ポイント
4.それでも敢えてコード進行先行で曲を作るには
5.作詞講座|やってはいけない作詞
6.重ね合わせる?!早く言ってよ的マスタリング!
7.歌を鍛えるための個人的Tips
8.匿名加害者からのクソリプ対策ラベリング
9.作詞作曲のためのDMN活性方法
10.音楽理論はマジにいらない!曲作りの近道とは